
ここでは、クロスステッチ初心者さんのために、布や糸などの道具について、糸のとり方など基本的なことをまとめています。糸の色はどこで変えるのか?など進め方もわかりますよ!
これからクロスステッチにチャレンジしようかな。と思っている皆様!
すっごく楽しいのでぜひやってほしいです。
でも、いろんな基礎を知らずに刺し始めてしまうと、後々取り返しのつかないことにもなりかねません。
今回は、初心者の方にぴったりの布やクロスステッチを始める前に覚えておくべきポイントをいくつかご紹介します。
クロスステッチの手順をおさらい
クロスステッチを始める前に、手順をおさらいしておきましょう!
まず出来ればキットになっているものを購入してください。
そうすれば、糸も布も針も図案もすべてがセットになってて、自分で買う手間が省けます。
糸は複雑な図案になると、50を超える種類が必要となりますが、その一度きりでその後使わないということもしばしば・・・。
キットなら、必要な分だけ入っているので無駄になりません!
\小さなものから挑戦!/
キットを使わない場合の手順は、まず図案選びから始まります。Estyなどインターネット経由で図案がダウンロードできるサイトもあります。本屋で図案集を購入するのもいいですね。
図案が決まったら、次は布と糸を選びます。
大きく分けて布は、平織とインディアンクロスに分けられます。
平織は、縦と横の糸が交互におり合わさっており、切ったところからほどけていく布です。
逆にインディアンクロスは固定されているので布の端がほつれることはありません。
後で詳しくご紹介しますが、初心者はインディアンクロスで最初の作品を仕上げることをお勧めします。
もしキットの中に入っていた布が平織だった時は、布だけインディアンクロスに変えるといい。
入っていた平織の布は、もう少し上達してから使いましょう。



布は自分で変えちゃってもいいんだね!
次に糸ですが、これは図案に糸の数字が書いてあるのでそれを参考にしましょう。
有名な糸メーカーはDMCです。多くの図案で使われています。


図案の最後のページに、DMCの何番と記載があると思いますので、手芸店でその番号を購入しましょう。すごくたくさん種類があるので、お店に同じ番号の色が売っていないことも多くあります。
でも、同じ番号がなくても似ている色がたくさんあるので全然それで代用できるので大丈夫ですよ。
数番違うだけでは、目を皿のようにしてみないと違いが分かりません。。。



キットなら糸を探す手間がはぶける!
クロスステッチで前準備は大事?糸のとり方で仕上がり変わりますか?
クロスステッチでは糸の取り方がとっても大事です。
取り方というのは、何本どりかということです。
刺繍糸は基本的に細い糸6本が束になったものです。クロスステッチでは、それを分けて使います。
- 6本中2本とって使う⇒2本どり
- 6本中3本とって使う⇒3本どり



適当にとってはだめなの?
布の1つの穴に4方向から糸を通すので、何本どりかの4倍の糸がその穴に入ることになります。
少なすぎると、スカスカで糸の隙間から布が見えてしまいまばらな模様が浮き上がってしまいます。
また逆に、多くの糸で刺しすぎると、途中で穴に糸が入らなくなってしまうこともあります。
何本取りか、指定を守る!適当にやらない!
インディアンクロスでは、穴の中心が固定されているので布がよれることもあまりありませんが、平織はよれが激しいと、刺したモチーフが傾いたり変形したりととても不格好な形に出来上がってしまいます。
クロスステッチの前準備は、布の周りをかがり、グリッド線を引くことです。
布をかがるのは主に平織の布の時に使います。布を触るたびに周りから糸がほつれてしまうのでかがっておくのがいいでしょう。刺繍糸を1本とって、くるくるとかがっていきます。
めんどくさがり屋の私は、ロックミシンで一気に縫い上げてしまいます。
グリッド線はインディアンクロスを使用する際に使います。
どう使うかは、これも同様、道具の説明の際に詳しくしますね。
カウントとは?初心者も意識すべき?



なんか、カウントっていう言葉をきいたことがあるんだよね。調べてみてもよくわからないんだけど、気にしたほうがいいの?
カウントとは、1インチ(2.54cm)の中にある目数を意味します。
数字が大きい数になるほど、目がたくさんあるということになり布目が細かくなります。
一般的な布を購入すればそれほど大きかったり小さかったりすることもありませんのでさほど気にする必要はありませんが、刺しやすいのは11カウントで、少し小さ目で穴が目立たないようにしたいのであれば13カウント当たりがお勧めです。
16や18カウントもありますが、こちらは小さな刺繍をするときに使うのが一般的です。
大きな図案を小さく完成させたいときなどにも使いますね。
はじめのうちはグリッド線を引いたり、点を打ったりしたほうがいいので見やすい11カウントを購入してみましょう。
クロスステッチの道具 私が使っているのはこれ!
私が愛用しているのは、フリクションの熱で消えるボールペンです。
図案は10目ごとに太く線が引かれていることが多いので、それに合わせて縦10目、横10目の正方形をどんどん消えるボールペンで描いていきます。ですがインディアンクロスにしか使えません。
ですので、そういった意味でも初心者の方はインディアンクロスから始めることをお勧めします。



刺繍前に線をひくなんて、ちょっとめんどくさくない?



グリッド線を引いておかないと、図案通りの位置に刺繍できなかったりするみたい。ひと手間が大事なんだね。
手芸用にも水で消えるペンや時間がたてば消えるペンなどありますが、フリクションボールペンは日がたっても消えないのでとても重宝しています。
最後までグリッド線は必要ですから!
最後にしわ伸ばしでアイロンをかけるのでその時に線もきれいに消えてくれますよ。
ただ、時間がたてば消えるペンを使うこともあります。
それはこれからどこを刺すのか、点をうって分かりやすくする時です。
まだら模様を刺すとき、まずは同じ色からざっと刺します。
その時にどこに刺すのかをあらかじめ図案とにらめっこして目印をつけておくことで間違えず、サクサク進めることができます。
あと刺繍のためにあると便利なのが、ロックミシンです。布の端っこをロックミシンでガガーっと縫うと、周りを糸でチマチマ囲う時間を削減できますし、とても仕上がりがきれいになります。
クロスステッチの作品 私はこう楽しんでます
私は、旅行で行った先のクロスステッチを刺したり、大好きな動物をを刺したりしています。
最近では、すごく時間がかかりましたが森林のクロスステッチを完成させました。緑ばっかりで目がチカチカしてしまいましたが、ものすごい達成感です!
最初は、小さいモチーフがたくさんあるような図案にして、たくさんの達成感を感じたほうが進みがいいと思います。
干支とか。ネズミ刺せた!次は牛!あ、次は自分の干支だ!次は子供の干支だ!なんて、刺すものがコロコロ変わるほうが楽しさを感じられると思います。
いつか刺したいなと思っているのは、愛犬のクロスステッチです。
クロスステッチのオンラインショップの中には、写真と出来上がりサイズを指定して送れば、それを図案にして送り返してくれるサービスをやっているところもあります。
わんちゃんなので、毛だけですごい数の糸が必要となりそうでまだ手が出せていませんが、いずれやってみたいと思っています。家族の写真をクロスステッチにして玄関に飾るのもおしゃれですね!!
クロスステッチ刺繍でおうち時間を楽しもう!
クロスステッチは、はっきり言ってすっごく大変です。一目一目刺していくので、ミシンなどをやられていた方からすると、時間がかかって仕方ない!!
でも、完成したクロスステッチを額縁に入れると、ほんの少し立体感がある高級な絵画のようなエレガントさも感じます。
必要なのは布と糸だけ!お部屋をまったく汚さずに楽しめ後片付けも簡単なのでやり始めることが億劫になることもありません。
家にいることも多い今だからこそ、クロスステッチを初めておうち時間をより楽しく快適なものにしてみませんか?
その他の刺繍の種類について知りたい方はこちら↓もどうぞ!


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