ハンドメイドで作品が完成したら、早速誰かに見てもらいたくなりませんか?実際に対面でできる場があれば一番ですが、なかなか難しい場合もあります。そんな時はフリマサイトやハンドメイドサイト、SNSなどに写真をあげるのが一つの手です。手に取って見ることができないので、作品の魅力を写真だけで伝えるのてハードルが高いと感じる人が多いのではないでしょうか?
こちらではiPhoneひとつで簡単に撮れるコツをお伝えします!
ハンドメイド作品を販売するのに写真は重要!
あなたがお店でお買い物をする時、実際に見て、手に取って、買うかどうか吟味しますよね。
しかし、ハンドメイドサイトなどのネットで販売されているものは、実際に手に取って見ることができません。
さらに、サイトの閲覧者は膨大な商品をスマホやPCで見ているわけで、その中から自分の作品に目を留めてもらうのが重要です。
面白いもので、全く同じ作品を販売しても、写真の出来栄えで売れ行きが左右されると言っても過言ではありません。たとえば、二枚の写真を比べてみてください。


同じ作品を撮影しているのに、印象が違うと思います。
①自宅のテーブルや机に並べて撮影。
②小道具を使い撮影。
どちらに惹かれるかといえば、二枚目の方ではないでしょうか?
一枚目の写真も、作品がはっきり映っていて、特に悪くはありません。
しかし、テーブルの「自宅感」「生活感」があったり、天井のライトが机に反射してしまっていて「日常」が垣間見えていることで、プロっぽさは半減してしまうのです。
ハンドメイドは作り手のあたたかさを感じ取れることも魅力ですから、生活感が出ていることが悪いものではありません。
しかし、購入者からすると作り手の情報が何一つないなかで、「ちゃんとした作品が届くか?」「届く作品は魅力的か?」「安心して取引できるか?」と不安な気持ちもありますから、「プロっぽい」写真があると、購入者は写真から販売者に対しての安心感を覚えるわけです。
プロっぽい写真、と言ってしまえば専用の機材が必要かのように思えますが、実際はiPhoneひとつで十分事足ります。
よりこだわりたい方は小道具を使うことをおすすめしますが、この小道具も100均で購入することができるため、コストをかけずに撮影することが可能ですよ。
ハンドメイド作品の写真の撮り方で気を付けるポイント
特別な機材は必要ありませんが、気を付けたいポイントがあります。
・いろんな角度から撮影する。写真は複数枚ある方が好ましいです。
・写真を加工する際には現物と色味などが異なり過ぎないようにする。
・個人情報が特定できる材料を映りこませない。
こちらの3点です。
まず、冒頭でもお伝えしたように購入者は手に取って詳しく見ることができませんから、写真でいろんな角度を見せることで、実際に手に取っているように感じてもらうことが重要です。
正面・側面・背面・・・と撮影の向きを工夫したり、実際に作品を使っている場面を想像させる写真を織り交ぜてみたりと撮影者次第で演出は無限大です。
写真を多少加工することで、写真の見栄えをよくすることができますし、ほとんどの作り手さんは多少の加工を施していると思います。
しかし、色味を調整してしまったものが現物とかけ離れてしまった場合、購入者の手元に実際に届いたときに「写真と違うものが届いた!」とクレームになりかねません。
購入者の信頼もがた落ちしてしまいますので、加工をする際には現物とかけ離れない程度に施すことが重要です。
また、ハンドメイドに限ったものではありませんが、ネット上に写真をアップロードするにあたっては、個人情報が特定できるようなもの(車、家の外観、その他書類など)が映りこまないように気を付けましょう。
ハンドメイド作品の写真を撮るのに特別な(高価な)道具は必要?


まずはスマホ1つあれば専用の機材は必要ありません。
撮影している中で、写真をもっと趣味にしたい!など気持ちが高まった場合に考える、で良いと思います。
ハンドメイド販売を始めたころには初期投資はできるだけ抑えたいものです。
私はiPhoneを使っていますが、撮影したのちに、必要があれば無料のアプリ「instasize」で加工をしています。
作品の雰囲気によって、色調の調整などを行うことができますので、たくさん写真を撮って、加工してみて、自分の目指す雰囲気を探してみましょう。
一般的には写真は明るい方が目に留まりやすいため、「明るさ」「露出」「シャドー」などを触ってみて画像全体が明るくなるようにしてみるのがおすすめです。iPhoneのカメラで撮影した写真をベースに、それぞれ加工してみた写真をご覧ください。


私が写真を撮るときに使っている道具
作品を撮影する際に、無くても問題ないですが、あるとグッと本格的な写真になるのは小道具です。
背景に敷くものだったり、おしゃれな雑貨をのぞかせてみたり。販売する作品と相性の良さそうなものを探して、セッティングしてみるとまた印象が変わりますよ。
何から準備するか迷ったら、まずは背景になるものがおすすめ。
ランチョンマットや、ミニサイズのフローリングシート、木製の板など色々なものが活用できます。作品が映える色合いで選ぶのがポイントです♪無難なのは白やベージュなどですね。
ここで、小道具も一緒に撮影する場合は、「何が作品で、何が演出(小道具)なのか。」「演出に使っている小道具は付属品ではないこと」を明記しておくことがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
実際にハンドメイドサイトで作品を見てみて、自分がどんな写真に惹かれたのか?売れている作家さんはどんな写真を撮っているのか?を探ってみると良いかもしれませんね。
撮影に特別な機材を準備する必要もありませんから、まずはお気に入りの作品で、いろんな角度から・いろんな加工法を試して自分の「イメージ」に近づけることから始めてみましょう!
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